中坪造園有限会社
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デンドロサービス樹木管理事務局

備忘録

石積み(乱積み)

 

 

 

 

 

 

石積は地方によって積み方も呼び名も多少異なるが、飛騨で自然石による石積というと大きく3種に分けられる。写真左から順に、乱積み、控え積み、野面積みである。

乱積みは、一般に高さ2.0m以内で施工する。石を1段~2段(3段)に重ねる。1段は一つ石と呼び、石積の始めと終わりは一つ石である。一番下に据える石を根石と呼ぶ。根石の地面に埋め込んだ深さを根入れと呼ぶ。根石は根入れを除いた地表面に出る高さは石積高の半分以上にする。また個々の石の重心が一方向にならないようにすることで石積の景色が良い。配石は、一つ石と2段との配置と、根石の高さが一定にならないバランスが大切。石積を横から見た時、一番上(天端)の石の据え方を見ると手間の掛け具合がよくわかる。天端の石が石積みの勾配まで点又は線で出ている石積の方が見た目もよく、手間も掛かっていて、使用している石も大きく、技術的にも良い石積と言える。

石積みを依頼する際は、依頼する予定の会社が過去に施工した石積を必ず確認してから依頼することをお勧めする。ポイントを挙げるのは難しいが、感覚的に安定感があり、美しいもの。また横から見て天端の石が勾配まで出ているもの。コンクリートが目に見えるように使用していないことですかね。

 

2018/08/13

木の記憶

木は記憶することができる。何故か、どう言う仕組みか知らないが、記憶することができる気がします。個人的に木に記憶があると思った方が愛着がわきます。

庭師が使う言葉に「鋏慣れ」というのがある。使用例は「鋏慣れしとらん木をいきなり強よう入れると枯てまうぞ。」てな感じです。つまり、鋏を知っている木と知らない木がいることになるが、これは言葉のあやで、本当は記憶によるものと信じたいですが、そうは言えないようです。なぜなら、荒れた木を手入れすると、懐にいた弱い芽の枝を残すことになります。強く鋏を入れる程、弱い芽が多く残るので、枯れる可能性が高くなるからです。

次の例は、記憶があるように思えます。それは、雪解けの季節に観察できます。少し前の飛騨では、飛騨以外の木を移植する際は、移植したい木を雪の下で冬越ししてから春に木を掘り起こして植えていました。発芽の調整のためであると思います。思いますというのは、昔からそうしてきたので意味など考えないからです。前年に木(コブシ)を植えてみました。どうなるかというと、飛騨以外から来たコブシは暖かくなると飛騨のコブシより早く芽が出ます。早春の飛騨では暖かくなってもまた寒い日が来ます。そのため早く芽を出したコブシの枝は凍害により枯れてしまいます。飛騨の木は一度暖かい日が続いてもまた寒い日が来ることを知っているのです。飛騨以外から来た木は次年度も同じような傾向にあります。しかし年々飛騨にの気候に慣れてゆきます。木にも記憶がありそうです。

もしかして、鋏の記憶もあるかもしれません。木も生き物なので。いや、あるはず。でなければ進化も多様性もありません。

 

 

2018/08/06

ワイヤー

景石の据え付けにしても、石積にしても、無くてはならないのがワイヤーである。1本吊りで使用する。石を回すこともあるので、安全のため「巻き差し」のアイ加工したワイヤーは使用しない。でも、高山では「巻き差し」のワイヤーしか売っていない。というわけで、自分で編むしかない。祖父が死んでもうすぐ18年になる。死ぬ前にたくさんのワイヤーを編んで保管してくれた。そのお陰で編む必要もなく過ごしている。それに甘えてしばらく編んでいない。そうやって技術はなくなるのかもな。

2018/07/30

庭師

飛騨では、お客さんから「庭師さん」と呼ばれる。

昔の庭師は誇りも、おごりもあったようだ。

昔は仕事が完成し主人が職人を招いて宴会を催す際、その宴会の席順が決まっていた。上座の主人。その主人の隣が庭師。両脇に大工、左官、と続くわけである。つまり庭師が偉いという話だ。自分が若い頃聞かされた、「昔は字の持つ意味を大事にしていた。”庭師”の”師”は位が高い字で、昔は”師”の付く職種は”庭師”と”医師”くらいなものだった。」といった話、また、年配の大工の方と現場で会って、「若い頃、庭師に大工ごときが・・・と言われたことが悔しかった。」の類の話。職業差別の話だが、視点を変えれば見習う点はある。仕事に誇りをもって向き合っていて、よく勉強をしていた。庭や木は勿論、骨董や美術品、世間の動向に至るまで主人に合わせて話ができる術も知識も持っていた。見習いたくないこともある。もっと昔の江戸時代は、出入りしている家の事情を奥方よりもよく知っていて、お家の大事には真っ先に口封じのため殺されるのも庭師であったようだ。

庭師。面白い仕事だと思う。

飛騨では「山師」というステッカーを付けた車を見かける。「山師」にはバクチ打ちの意味があるので現在使わない言葉だと聞いたが、「山師」ステッカーにはそれもひっくるめて「山師」愛を感じる。

庭師も山師も絶滅しませんように。

2018/07/23

アカマツの芽折り

「アカマツの芽折りの時期はいつがいいですか?」と聞かれることがあるが、はっきり言って分からない。同じアカマツでもその木によって芽折りの後、新しい芽の準備ができるかどうかは分からない。もちろん、時期が早ければ芽が出る確率は高いことは知っているし、そうかと言って、早すぎれば土用芽が吹いてしまうのも知っている。かといって、11月に新芽に鋏を入れても春までに新芽を準備できる強力なアカマツもいるし、逆もいる。狭い飛騨でもこんなに違う。本当に面白い。

では、庭師はどうしているのかというと、長くお世話になっているお宅が多いのでそのアカマツの性格を知っています。それを知って鋏を入れています。初めてのその木に鋏を入れる場合は、秋口に仕事の依頼があってもお仕事を春に作業させて頂きます。その際、大事でない枝先の新芽を折っておきます。次の年手入れの際に新芽ができているか確認します。その後手入れの時期が変わった際も少し芽に鋏を入れたりしてそのマツの性格を順次知っていきます。

2018/07/16

はじめに

2011年(平成23年)「ブログを始めます。」からほぼ7年。ブログ、ツイッター、インスタグラムなどには興味もなく、何も発信することもなく過ぎてきました。ホームページは更新しないと訪れる人がいなくなり、ホームページ開設の意味がないと教えられました。

最近忘れることも多くなり、仕事をしていて手袋を脱いではどこに置いたのか分からず、3組は用意しておく必要があります。そんな訳で、物忘れ防止用に「備忘録」として書き留めておくことにしました。メモを公開する必要もないように思いましたが、ホームページを更新するにはこれくらいしか方法がないのでご了承願います。

2018/07/09

ホームページをリニューアルしました

このたび、中坪造園有限会社のホームページをリニューアルしました。より快適にホームページをご利用いただけるように、情報を整理し見やすいレイアウトに変更しました。
これからも中坪造園有限会社のホームページを何卒宜しくお願いいたします。

2018/07/09

ブログはじめました。

 ホームページをつくり、ブログをはじめる事になりました。

いまさら感もありますが、宜しくお願いします。

飛騨弁がまじるけど、たのむさな。

2011/09/22

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