中坪造園有限会社
〒506-0818 岐阜県高山市江名子町1749番地
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デンドロサービス樹木管理事務局

備忘録

クレーンに人が吊られて樹上に移動する作業について

 クレーンに吊られることは、法律ではダメだと書いてあったと思います。また、クレーンで人を移動させる際には、ゴンドラといわれる枠に搭乗することになっていて、人が搭乗する枠にも規格のようなものがあったと記憶しています。時間があれば調べてみたいと思います。昔はクレーンのフックの上に乗って移動しているのを目にしましたが、今は見ません。フックの上は滑りますし、何か吊っていたらワイヤーのヨリが戻ってフックが回転すると足が滑りますし、手を離したら落ちますからね。昔は男気のある方々がいました。

 では、現在クレーンに吊られて作業することがあるかと言えばあります。しかし、現行の法律に違反してしまいます。しかし弊社の業務では、その方が安全な場合がたびたびあります。したがって事業者の責任においてANSI Z133を参考に自社規制を設けて作業に当たっています。

ちなみに樹木の場合、搭乗設備に乗ってクレーンで搭乗設備を吊り下げて剪定したりすることが困難で、かえって危険な場合が多くあります。搭乗設備が降下中、枝などに乗る場合があるためです。枝の中を枠が降下するのですから枠が大きければ大きいほど頻繁に起こります。そうすると、最悪クレーンのフックから搭乗設備が外れ落下します。そのためフック以外にも搭乗設備を保持するためのバックアップが必要です。実際数年前に石川県で崖で伐採作業で2名が搭乗設備ごと落ちて亡くなっていたのを記憶しています。話を戻すと、私の話ではクレーンで吊られるのは、搭乗設備ではなく、人の話です。

 1.クレーンで吊られて樹上に上がることが、一番リスクが少ない場合と判断する場合の限る。2.吊られる人は、ロープによる昇降技術を備えている者とする。その際、アーボリストサドルを使用する。3.基本的に吊り上げられる高さから地上などに降りられる長さのアーボリストロープを携帯する。4.人を吊り下げたまま、電線を超えない。5.吊り下がるためのロープの設置はクレーンのフック以外で、外れない方法とする。(フックにはバックアップとしてランヤードを設置)6.クレーンの操作、およびクライミングシステムの双方に支障がない。7.吊られる人と、クレーン運転者とは確実に相互の連絡体制を保持する。8.原則としてクレーンに人と吊荷は一緒に吊られてはいけない。9.クレーンに吊り下げられる状態から離脱する際は、クレーンからロープ及びシステムは取外す。

 車両は入れない。いつ倒れるかわからない。伐倒できない。枯れている。そんな現場から見れば、クレーンで吊られて樹上で作業できるなんて何て安全なんだ。そう思いませんか?

元に戻りますが、クレーンで吊られて移動するのは違反です。そこで作ったのがUrban Climberです。結構使えます。

2019/11/25

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