中坪造園有限会社
〒506-0818 岐阜県高山市江名子町1749番地
TEL/0577-33-0361 FAX/0577-35-2828
デンドロサービス樹木管理事務局

備忘録

ワークポジショニング?ロープアクセス?

 ワークポジショニングだのロープアクセスだのよく分からない。というのは、私も同じなので、今回、頭を整理するためまとめてみます。まず厚生労働省から参考資料として次のようなものがでています。

 

 順に、私の仕事に当てはめて私の勝手な解釈を書いてゆきます。1.フォールアレストシステム:作業中はランヤード(ロープ)が緩んでいる状態で仕事していて、落ちた時にランヤード(ロープ)が張るような作業。2.ワークポジショニングシステム:U字つりでランヤード(ロープ)を使用し安定姿勢を保持して行う作業。3.ロープアクセスシステム:ロープ等にぶら下がり足をぶらぶらさせた状態で行う作業。4.犬のように繋がれた状態で行う作業。では実際に樹木に関するお仕事ではどうでしょうか。

1.フォールアレストシステム:足場組んで行う樹木診断や、治療、伐採等です。

2.ワークポジショニングシステム:断幹等の樹上作業

3.ロープアクセスシステム(ロープ高所作業):壁面緑化作業等 ※弊社の写真がないのでインターネットからお借りしました。関係者の皆様、どうぞお許しください。

4.レストレイントシステム:高所作業車(バケット車)で行う作業。本来はフォールアレストシステムです。

では、問題です。次の写真はどのシステムに該当するでしょう。左から4.5.6.

No.4:フォールアレストシステムです。但し危険がある場合はレストレイントシステムでもOKです。No.5:ワークポジショニングシステムです。しかしロープアクセスシステムによく似ていて、メーンロープの他にバックアップ用のロープ(ライフライン)を使用しています。No.6:木に登っている人はワークポジショニングシステム。法面を移動している人はロープアクセスシステムです。

樹上作業はとても複雑であることが分ります。作業によってはどの要素も含まれるためです。シチュエーションに応じてより危険が少ない作業方法を選択できる能力が必要となります。最初の足場を組んだ写真1では、フォールアレストと書いていますが、それは足場の移動時のお話で、実際の木に対する作業ではフォールアレストでは危険が大きいので、ワークポジショニングに切り替えて作業をしています。写真5の木は、10㎝以上の幹・枝部分は全て空洞です。1本のロープだけでは危険と判断して、2本のロープを使用しています。写真4の場合、バケットから電線の上に落下するリスクがあれば、フォールアレストシステムではなく、あえてレストレイントシステムを選択する必要があるかもしれません。

 

2019/09/16

中坪造園有限会社 〒506-0818 岐阜県高山市江名子町1749番地 TEL/0577-33-0361 FAX/0577-35-2828